公開日:2020/02/28
ベトナム 賃貸物件の探し方
海外暮らしを快適に過ごすためには、衣食住の快適さが重要かと思います。ベトナムに関して言えば、「衣」は暑い国なので軽装でもなんとかなりますし、「食」は、例えばホーチミンはベトナム料理以外にも日中韓、西洋、メキシカン、、、、多国籍なレストランが多数あります。ですが「住」は、実際にベトナムに住まれたことがある方以外は、中々イメージが湧きづらいのではないでしょうか。
一部の会社では住宅が用意されていたり、外国人向けアパートなどを紹介してもらえたりすることがあります。ですが多くの方、特に現地採用の方は自分で探すケースが多いです。費用を安く抑えたい場合は、サービスアパートメント(光熱費や水代、掃除、洗濯などのサービスつきアパートメント)やコンドミニアム(一般的な賃貸物件で、前述のサービスがないか別途依頼)を検討される方が多いです。サービスアパートメントは、インターネットやFacebookで検索すれば、簡単に探すことができます。
今回は、家賃を抑えたい(3万円程度~)、または自分好みの家を見つけたい方が、ご自身でコンドミニアムを探される場合を想定し、ベトナムでの賃貸物件の探し方をご紹介します。
賃貸物件探しと言語ハードル
コンドミニアムを探す一般的な方法で、言語ハードルが低い(日本語や英語利用が可能)順に記載すると、以下の通りです。
・不動産会社を利用(日本語可の会社有)
・Facebookのグループを利用(基本的には英語可)
・家探しサイトを利用(基本的にはベトナム語、一部は英語可)
・軒先の張り紙を見て、直接交渉(基本的にはベトナム語、一部は英語可)
その他、会社の人や知人(日本人・ベトナム人ともに)の紹介やシェアハウスというケースもありますが、それは運によるところがあるので今回は省略します。
ベトナム 物件探しの具体的な方法
不動産会社を利用
ベトナムには日本語利用可能な不動産会社がいくつかあります。初めてのベトナム生活で不安な方は、こちらを利用するのも手かと思います。メリットは、やはり日本語で希望を伝えられることと、契約内容や地域の治安などの情報も日本語で教えてもらえることです。デメリットは、物件数が限られることと、場合によっては手数料がかかることです。
Facebookのグループを利用
Expatsをはじめに、ベトナムには複数の物件探しグループがあります。Facebookで「hochiminh house rent」などと検索すれば、いくつかグループが出てきます。登録制(登録申請をし、許可が出てから利用可能)のグループが多いです。投稿された物件情報から探すこともできますし、自分の要望を書いて投稿し、家主から連絡をもらうこともできます。
こちらのメリットは、英語話者が多いこと。全て英語でやり取りできるケースも多く、契約書も英語で準備されていることが多いです。(英語が堪能でなくとも、Google翻訳を使えば対応できる範囲かと思います)
家探しサイトを利用
日本でいうSUUMOのように、ベトナムにもいくつか総合物件紹介サイトがあります。例えば筆者が利用しているのは、「Chợ Tốt Nhà」(訳:良い家の市場)という、総合サイトChợ Tốt(訳:良い市場)の中の物件専門コンテンツです。(売買・賃貸の両方があります)
こちらのメリットは様々な価格帯の物件が見られること。ローカルの学生向け物件から、高級物件まで。物件の説明はベトナム語なので、翻訳アプリなどを使いながら読む必要があります。ですが気に入った物件を問合せる際は、英語で問合せると英語で返信されることもあるため、必ずしもベトナム語が必須というわけではありません。ベトナム語がある程度できる方や、ベトナム語を勉強したい方、色々な物件を比較したい方におススメです。
※現地ベトナム人にも言われるのですが、筆者の実体験としても、写真と実物が別物であることが多いです。広角レンズ利用はもちろん、構造から異なることも多く、見に行っても無駄足になることが多々ありました。
軒先の張り紙を見て、直接交渉
家の軒先に「Cho thuê(またはRoom for rent)」と書かれていたら、「賃貸」という意味です。一軒丸ごとの場合もあれば、一室の場合もあります。外国人が多く住むグエンティミンカイ(Nguyễn Thị Minh Khai)にはこの張り紙をしている家が多くあり、外国人の受け入れにも慣れています。
それ以外のローカルエリアですと、家主が英語を話せるかどうかは運しだいなので、ベトナム語にある程度自身がある方や、ローカルを楽しみたい方に向いていると思います。
最初は、ベトナムでの物件探しは戸惑うことが多いかと思います。ですが物件探しもベトナムを深く知る機会と思い、トラブルも楽しみながら、ご自身のお気に入りの一軒を探してみて下さい。