公開日:2021/07/16
Youは何しにベトナムへ?~海外移住の目的やモチベーションについて~
※本記事は7月12日に寄稿したものとなります。
突然のお知らせですが
一部の方にはツボに刺さりまくっていると噂の筆者のコラムですが、大変申し訳ないことに今回がQUICK VIETNAM様での掲載の最終回となります。
そんな最終回は今現在ベトナムに滞在されている方、これからベトナムに来る方にとってよく聞かれる質問への考察でまとめたいと思います。海外では面接でも日常会話でも話題に上がる「なんで〇〇に来たの?」というのは、シンプルな様で意外と深い質問です。
ベトナム以外の他国に在住の方で本記事をご覧であれば、ベトナムの部分をご自身のいる国に当てはめてみてください。
海外移住の考え方は人それぞれ
まずベトナム含む海外に来ている方を大別すると、『自らの意思で来た人』『自分の意思とは関係なく来た人』に分かれます。さらにそれぞれの中で、『ベトナムが合う(好きな)人』『ベトナムが合わない(嫌いな)人』と細分化することが出来ます。
在住者の方はご自身の周りを見てみると、同じ枠に該当している人と接点を持つことが多くなるのではないかと思います。
※参考までに筆者は自らの意思で来た、ベトナムが合わない(嫌いな)に属するので、付き合いのある方も大体似たような思考の方ばかりです。
ベトナム生活の目的や意欲も人それぞれ
上段のようにベトナムに来ることになった経緯もその後の好き嫌いも人それぞれなのですが、ベトナムに来て何をしたいかも人それぞれです。しかも最初と数年経過すると変化したりします。
・会社に無理矢理派遣させられたけど、結果残して早く本社に戻る。
・とりあえず海外転職したかったから、のらりくらりと1年くらい過ごす。
・起業して一旗揚げる。
というように人によって意識やモチベーションの置き場所や高低は全く異なります。
ここでも考え方の違いにより、普段から接点を持つ人がなんとなく固定化されていきます。
※参考までに筆者は移住当初は今後のキャリア塗り替えのために来ていましたが、約5年経過した今では自由人になるための第一歩で起業しています。
でも所属コミュニティーが偏りすぎるとよくない
海外に来ると、狭いコミュニティーに悩むこともありますが、過去や田舎の風習のような地域性のしがらみからは解放されるので、ある程度自由に人間関係を構築することが可能です。
その一方で前述のように自分の考えに近い人ばかりで周りを固めすぎてしまうと、視野が狭くなったり、思考の偏りが加速してしまいます。権力者がイエスマンばかり集めて、気付いたら崩壊してしまうのと同じ仕組みです。
それを避けたいという場合にはある程度の人数の在籍するコミュニティーに複数所属してみて、それぞれに定期的に顔を出してみる、などのように新しいものや自分と異なるものを自主的に取り込むことをお勧めします。
その他には自分と考えが合わない方と敢えて食事をしてみたり、という方法もあります。個人的な感想ですが、これをやるとご自身の好き、嫌い、合う、合わないが論理的に説明しやすくなります。
嫌いや合わない理由を自分の中で解説できると、そういった方にも合わせやすくなりますし、
意外と深く話してみると総論賛成、各論反対のように根っこは同じだったりします。なお、こちらの手法は1対1で会うのがしんどい場合は、共通の知り合いなどを巻き込みましょう。
ホーチミン市の隔離措置明けに普段会わない方からオファーがあったら、この記事を読んでないか探ってみてください(笑)
まとめ
約2年近くにわたりコラムを掲載させていただき、多くの方にご拝読いただきありがとうございました。
こちらのコラムを読まれている方は海外転職や移住はたまた起業にご興味のある方が中心かと思いますので、そういった方々に多少なりとも参考にしていただけたのであれば幸いです。
ベトナム含め世界中でコロナの感染が再拡大しており、筆者も少なくとも年内はホーチミンに缶詰め状態と思われますので、ベトナムビジネスに関するご相談があれば、是非お問合せください。
末筆ながら皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。