公開日:2021/02/05
【初のお題リクエストが来ました】
本コラムの寄稿開始から1年余り、読者様から初のお題のリクエストがありました。
いただいたお題は『ASEAN間の人の往来について』ですが、全部の国を調べるには作業量が増えてすぎてしまいますので対応できません(笑)
そういった事情もあり、手軽に確認出来て、需要が多そうな部分のみ抜粋しての対応とさせていただきます。
ASEANの中でも日系企業の関わりが多い、シンガポールとタイについてまとめております。
※記事寄稿時点と公開時点で情勢が変化している場合がありますので、最新情報は各自でご確認ください。
ベトナムへの入国のおさらい
もはやベトナムに関わる方には当たり前になりつつあるベトナムへの入国の流れを改めて簡単にまとめると
・入国承認関連書類の準備
・渡航前にPCR検査、オンライン医療申告
・ベトナム入国後14日間隔離
え?短期出張?7日目からは自宅隔離?、、、そんな都市伝説もありましたねぇ(笑)
むしろ変異体のせいで隔離期間が21日に延長されないかが今となっては心配です。
とてもざっくりとまとめてしまうと、記事寄稿の時点では
1)ベトナム行きのフライトがあり、2)招聘してくれる企業があり、3)手間と費用をかけられる方、であればベトナムへ入国出来るわけです。
※ビザ関係で厳しい要件の有る省あり(主に北部)
で、シンガポールからベトナムは行けるんかい?
結論から申し上げますと、記事寄稿時点でシンガポールからベトナム(ハノイ又はホーチミン)への入国は可能です。
写真の通りシンガポールからはシンガポール航空の特別便の手配がありますので、前段の1)はクリアです。
2)、3)の両方も満たせる方であれば流れに沿って進めていけば入国可能となります。
ちなみにベトナムからシンガポールは行けるの?
記事寄稿時点でシンガポール航空が定期便を運航しています。
しかしながら原則としてシンガポールには長期滞在ビザを保有している方で、事前手続きを済ませた方のみ入国可能です。
※シンガポールへの渡航については、下記の在シンガポール日本大使館HPをご覧ください。
ただし、ベトナム含む一部の国・地域からは短期滞在であれば特例が認められており、手続きを済ませることで入国が可能です。(ベトナムからはAir Travel Pass(ATP)という手続きのみ可能)
※申請手順及び事前の準備については、筆者のつたない説明よりも、よくまとまっているシンガポール航空HP、実際に申請をするシンガポール政府HPを張り付けておきますので各自ご確認ください。
(シンガポール航空HP入国制限について・日本語)
(シンガポール政府HP入国制限について・英語)
タイからベトナムには行けるのかね?
現在のところ定期便、特別便どちらも運航予定がありません。
そのため、現在タイからベトナムへ入国するためには、バンコク⇒シンガポール⇒ホーチミン、バンコク⇒日本⇒ホーチミン、などのようにベトナムへの特別便の運航をしている第三国を経由する必要があります。
※筆者の会社で日本に一旦帰国してからホーチミンへ渡航されたお客様の実績有り。
ちなみにベトナムからタイへは行けるの?
こちらについては大手LCCベトジェットが週1便再開とのニュースが年明け早々に出ていたのですが、予約サイトでは表示されないので、直接お問合せいただく必要があるようです。
関連ニュース) タイ・ベトジェット、ホーチミン発バンコク行き定期便の運航再開
タイ国籍でない方は事前にオンラインでの入国手続きを済ませる必要がありますので、ご注意を!
システム等のご案内は下記の在東京タイ王国大使館のHPをご確認ください。
これによると日本国籍保有者は45日間ビザ不要、、、、さすがタイ、ずいぶんと太っ腹ですね。
シンガポールからベトナムへの移動方法!ベトナム以外の東南アジアの入国ってどうなの?【まとめ】
どの国も以前の様に自由に出入りは出来ず、自国民以外は事前手続きを行ったうえで初めて入国する資格を得られるような状況ですね。特に日本国籍を保有している場合、ビザ免除、ビザ無しで入国出来てしまう国が多かったため、事前手続きに非常に煩わしさを感じるところでしょう。
やっぱりこの状況があと1年くらいは続きそうですかねぇ、、、
※本記事は2021年2月1日午前に寄稿したものとなります。