公開日:2022/10/28
ベトナムのお正月ってどんなものか想像できますか?
日本とは違い、ベトナムでは旧暦のお正月”テト”が大事なイベントとなっています。
テトは2週間ほどの長期休暇になるので、田舎に帰り、親戚で集まって新年のお祝いをします。
日本でおせちやお雑煮を元旦に食べるように、ベトナムでも伝統的な料理が食卓に並びます。
今回は、その中の一つであるbánh chưng(バインチュン)についてご紹介します。
バインチュンは、葉っぱに包まれて販売されている為、中身のイメージがしづらいかと思いますので、写真も参考にしてみてください。
バインチュンは、ベトナムの伝統的なちまきで先祖に感謝を示す食べ物になります。
バインチュンは大きく分けて2種類あります。肉が使用されていないビーガンのものと、豚肉が入っているものです。
ビーガンのバインチュンは、主にインゲン豆の餡をもち米で包んでいます。
豚肉入りのものは、胡椒や緑豆、豚肉をもち米で包んでいます。そして、ドン( lá dong)という植物の葉にくるんで蒸して完成します。
今回は、コープマートのパンコーナーにあった豚肉入りのものを購入してみました。
こちらは300gで2万6千VND(約130円)でした。
くるんである葉っぱを取ると、葉の色が移り少し緑色になったもち米が出てきました。
切ってみると、大きめの豚肉が入っており、胡椒が効いた豚肉ともち米がマッチしていました。
通常お正月に食べますが、日常的に市場やスーパー、ネットなどでも販売されています。
今回購入したコープマートでは、小さいもの(300g)だと2万VND(約100円)、大きいもの(1kg)だと81万VND(約4,050円)でした。
月餅と同じくテトのシーズンになると、路面店も出て町中で見かけることができます。
バインチュンにとても似ている料理でバインテト(Bánh tết)というものがあります。
違いは包まれている葉っぱと形になります。
バインチュンはドンの葉で包まれていますが、バインテトはバナナの葉に包まれています。
どちらもそっくりなので葉だけでは見分けることはできません。
形は、バインチュンは四角形ですが、バインテトは円柱状の形で作られます。
今回食べたバインチュンですが、私は美味しく食べることができましたが、日本人には馴染みのない味なので、好みが分かれると思います。
ベトナムのテトが味わえるバインチュンを是非一度試してみてください。
Quick Vietnam インターン生 Aika