公開日:2020/05/29
どうして面接で渡航歴を聞かれるのか?その意図や渡航歴が無い時の転職活動の進め方など。
ベトナム転職活動時、企業との面接やキャリアカウンセラーとの面談でよく出る質問として、「ベトナムに来た事はありますか?」もしくは、「なぜベトナムで働きたいのですか?」というものがあります。今回は、なぜそのような質問がされるのか、またベトナムに行ったことがない場合の転職活動の進め方の例についてお話したいと思います。
ベトナム転職と渡航歴
ベトナム渡航歴を聞く意図は企業によって異なり、ビザや労働許可証に関する確認のこともありますが、それ以外では「ベトナム生活に耐性があるか・本当にベトナムに来る気があるのか」を確認しているケースが多いです。
日本と違い海外では人の移動(転職)が多いのは事実で、企業も承知していますが、できれば自社で長く勤めて欲しいという本音があります。そのためには、仕事内容のマッチングだけでなく、生活する国(ベトナム)とのマッチング・耐性も必要になります。実際に、仕事内容ではなくベトナムでの生活が合わずに帰国を決意される方もたまにいらっしゃいました。生活の範囲は広く、食事、住まい、現地の人々との相性、週末の過ごし方などなど、どこでカルチャーギャップを感じるのかは人それぞれです。そういったベトナムという国とのミスマッチをできるだけ防ぐためにも、ベトナムの環境は既に知っているのか、知った上で転職活動をされているのか、確認をすることがあります。
ベトナム転職活動で渡航歴は必要か?
ベトナム渡航歴を応募条件で必須(必要)にしている企業は少ないです。ですが転職活動のためだけではなく、ご自身のためにも、機会があればぜひ一度ご渡航されるのをおススメしています。幸い、近年ベトナム旅行は前よりも日本人にとってハードルが下がっています。格安航空のベトジェットエアが2018年から日本-ベトナム間で運航を開始し、時期によっては往復3万円程度と従来の半額でベトナムに来ることができ、直通便だと片道7時間弱ほど、時差は2時間のため、週末や有休を使って来る方もいます。
実際にベトナムに来た上で、「ベトナムのこういう面が好きだ」「ベトナムに来た上でこの国を選んでいる」と面接でアピールして頂けたら、企業も安心されるかと思います。
ベトナムに行ったことがない場合の転職活動はどうすれば良い?
前提として、ベトナムに行ったことがなくても内定が出ている方もいるので、渡航歴がないから転職活動で必ずしも不利とは限りません。企業によって選考基準は異なります。またベトナムに行った事はなくとも、アジア圏に旅行・勤務経験があると、比較的馴染みやすいかと思います。
もしベトナムやアジアへの渡航歴がなく転職を悩んでいらっしゃる場合は、まずキャリアカウンセラーにご相談下さい。社宅があるなど福利厚生が充実した企業の求人をご紹介したり、もしくは時間をかけて転職活動される場合は、日本にいる間に書類選考を行い現地視察もかねてベトナムで面接を受けたり、という進め方もあります。
海外転職は国内での転職に比べて移動コストもかかり、環境の変化も大きいです。実際に来て現地で生活をしないと分からないことも多々あります。不安なまま転職するのではなく、ぜひ早めにキャリアカウンセラーにご相談頂き、ワクワクした気持ちでベトナム転職を成功して下さい。