公開日:2025/12/26
メトロの乗り方徹底解説! ホーチミン・メトロ一号線を使いこなすための完全ガイド

2024年12月22日ホーチミン市に初めて登場した都市鉄道、メトロ一号線!皆さんはもう乗車されましたか?ベンタン市場からスイティエンまでを結ぶこの新しい公共交通は、渋滞の多い市街地を快適に移動できる手段として、徐々に市民の生活に浸透しつつあります。駅構内は明るく室内標識も多く、旅行者でも迷いにくい設計となっています。
今回は、券売機の操作や料金、公式アプリの使い方まで、初めて乗車する方でもスムーズに乗れるように徹底解説します。
約1年前にもメトロに関するコラムを執筆しましたが、当時と比べてチケット購入の流れや乗車方法はさらに分かりやすく改善されており、実用性も大きく向上しています。
本記事では、最新の利用方法を中心に、実際に乗車する際のポイントもあわせてご紹介します。
1. チケットの種類

まずはチケットの種類から確認しましょう。もっとも一般的なのは「シングルライド(片道券)」で、距離に応じておよそ7,000~20,000VNDの段階性になっています。観光で一日中乗りたい場合は「1日券(40,000VND)」、数日連続で利用するなら「3日券(90,000VND)」が便利です。また、チャージ式ICカードに相当するSFC(Stored Fare Card)も用意されており、用途に合わせて柔軟に選べるラインナップとなっています。
2. 券売機の利用方法
券売機での購入方法は非常にシンプルです。駅には二種類の券売機があり、白い新型タッチパネルは出発駅が自動表示され、目的地をタップするだけ。片道・往復の選択や枚数指定も直感的に行えます。もう一つの路線図がある券売機では、駅番号をタッチする方式で、現金支払いに対応している点が特徴です。どちらも英語表示があり、旅行者でも操作に困ることはほぼありません。支払いは現金のほか、クレジットカード、MomoやZaloPayなどの電子ウォレットにも対応し、キャッシュレス利用の利便性が大きく向上しています。

3. 公式アプリ「HCMC Metro HURC」
近年さらに便利になっているのが、公式アプリでの購入方法です。アプリ「HCMC Metro HURC」をダウンロードし、アカウント登録を行うと、スマホ上で出発駅と目的地を選んでチケットを購入できます。支払いは電子ウォレットやクレジットカードに対応し、完了するとキューアールコードチケットが発行されます。これを改札のリーダーにかざすだけで入場でき、紙のチケットを持ち歩く必要がありません。さらに、1日券・3日券・月間パスなどもアプリ上で完結できるため、頻繁に利用する人ほどアプリのメリットが大きくなります。実際にホーチミン市では紙チケットの段階的縮小が進められており、今後はアプリ利用が主流になるとみられています。

4. ホーム・車内
駅構内の乗車の流れも明快です。購入したチケットまたはQRコードを改札で読み取り、ホームへ進むと、次の列車時刻がLED表示で案内されます、車内は清潔で広く、最新の車両らしい静かさと安定した走行が特徴です。降車時も改札で同じようにチケットやQRコードをかざすだけでOK。出口案内や乗り換え表示も整っており、市内観光でもビジネス移動でも使いやすい仕組みになっています。しかし、朝の通勤時間や帰宅ラッシュの時間には混雑し、満員電車になるので持ち物などには注意が必要です。
まとめ
今回は、メトロ一号線のチケットや料金、駅構内の雰囲気についてご紹介しました。いかがでしたか?メトロの車窓からはベトナムらしい屋台や高層ビルの景色を眺めることができます。開通して約1年がたち、多くの人々にとって重要な交通手段となったこのメトロをぜひ皆さんも一度乗ってみませんか?
メトロ公式HP https://hcmc-metro.com/
インターン生 りん











