公開日:2025/07/18
もうすぐ土用の丑の日!ベトナムで食べる鰻 ~鰻春雨スープ「miến lươn(ミエン・ルオン)」~
夏の土用丑の日といえば、鰻を思い浮かべる方も多いと思います。今年も、もうすぐ夏の土用丑の日がやってきます。(2025年は7月19日(土)、7月31日(木)。)鰻と聞くと、肉厚で脂がのった、鰻重、蒲焼き、白焼きなどを思い浮かべる方が多いと思います。一方、ベトナムで食べられている「鰻」は、水田や水路、沼などに生息し、日本では「田ウナギ」と呼ばれる淡水魚。日本で食べられている鰻と比べると細くて小型で、ウナギとは分類も生態も異なる別種の魚です。日本では田ウナギを食べる習慣は無いようですが、ベトナムでは、お粥やスープ、炒めたり蒸したりと、様々な料理があります。
今回は、ホーチミン市内にある「Lươn Ta」というお店に行ってきました。
お目当ては、ベトナム北中部 ゲアン省(Tỉnh Nghệ An )の名物料理、鰻春雨スープ(miến lươn)です。
お店・メニュー
場所は、タンソンニャット空港の北東部 ゴーバップ区にあります。空港が近いため、お店に向かっている間にも機体がよく見えるぐらいの近距離で、轟音とともに頭上を飛行機が頻繁に通過します。
店内は広々としており開放感があります。
壁には絵が描かれており、「LUƠN Ta Chuẩn vị Xứ Nghệ」(うちの鰻はゲアン省本場の味)書かれていました。
メニュー
ウナギ料理(Món Lươn)では、鰻春雨スープ、スープ無しの鰻混ぜ春雨、鰻のスープやおかゆ、鰻を揚げたものなどがあります。他に、牛肉料理(Món Bò)、鶏料理(Món Gà)もありました。
筆者は、ウナギ春雨スープ(Miến lươn nước、50,000VND(≒280円))を注文しました。
鰻春雨スープと一緒に、野菜(シソの葉や香草を刻んだものが山盛り)、すりおろしたウコン、ライムが提供されます。
まずは、香草をドバっと投入していただきます。春雨の口当たりがよく、スープも美味しく、香草との相性も抜群です。(香草が苦手な方は入れずに食べた方が良いと思います)。うなぎは細切りの状態で入っており、臭みもなくあっさりして食べやすかったです。一緒に提供されるウコンやライムの他、テーブルには、唐辛子やニンニクのスライスなどの調味料も置いてあるので、好みで入れていただくと良いと思います。
まとめ
日本で食べる鰻とは違い、淡泊であっさりしています。田ウナギも栄養価が高く、タンパク質、ビタミンA、D、カルシウムや鉄分など、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。あっさりしているので、食欲が無い時にもよさそうです。栄養をつけたい時には、滋養のあるベトナムの鰻料理をぜひいちど試してみてください!
【店舗情報】
Lươn Ta
営業時間:6:00~22:00 (※朝、昼、夕食の時間帯以外は閉まっている場合があります)
TP, 44 Đ. Phạm Huy Thông, Phường 1, Gò Vấp, Hồ Chí Minh
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