公開日:2024/05/24
ベトナム転職やキャリアを考えるフレームワーク(WILL・CAN・MUST)
我々がキャリア面談や転職アドバイスをする際に気にしているフレームワーク(考え方)を説明します。そもそもキャリア(career)の語源は英語の馬車の“轍” 「carriage」です。
人がたどる行路やその足跡、 経歴、遍歴などを意味します。
人生という長い道のりを馬車で進んできた人が ふと立ち止まって振り返るとそれまでに自分の馬車が通ってきた轍が残されている。
さらにその轍をよく見ると、「いつも左を選んできたなぁ」や、 「荒れた道を選んだときは、面白かったなぁ」など、 新たな気づきがある。 キャリアとは、その人が仕事や人生に どのような意味を見出し、向き合ってきたかの軌跡であり、将来の行き先の展望でもあります。
もちろん正解などは無く、過去・現在・未来を自分なりに意味づけしていくプロセスです。
キャリアを考える3つの要素
キャリアを考える上で、「自分のやりたいこと(WILL)」「自分のできること(CAN)」「社会から求められていること(MUST)」3つのフレームワークで考えると整理しやすいです。
【WILL(WANT)について】
弊社がキャリア面談をしていると、「ホーチミン(ハノイ)で働きたい」「英語で海外営業がしたい」「ベトナムで〇〇USD以上の給料で働きたい」などご自身がやりたい事(WILL)は必ず確認しています。やりたい事やご希望の優先順位が転職理由になっている場合が多いです。短期的に実現したい事。中長期的に実現したい事など時間軸を分けて書き出してみても良いかも知れません。自分がどうしたいか?どうなりたいか?を考える事は大切です。
【CANについて】
ご自身が出来る事(やれる事)を客観的に整理することも大切になります。
語学力、業務経験、業務知識、技術力(スキル)、コミュニーション能力など。
過去の実績や成果を整理するとご自身の強みが整理しやすいです。
自分らしさの強みを確認すると、今後の課題や将来的に身につけたいスキルなども考えるきっかけになります。
【MUSTについて】
社会から求められている事、企業から求められているミッションなど、労働市場での市場価値などを考えるきっかけにもなります。もちろん企業は他候補者と比較して、業務遂行や貢献してもらえそうかと検討しながら人選しています。
どんなに能力やスキルが高い優秀な方であってもまずは、企業から選んで頂くことが大切になります。
ご自身のWLIIとCANを勘案しながら、最初のステップとしてはご自身が他候補者と比較されたても選ばれる可能性を考える事が転職市場マーケティングになります。
長期的にグローバルに活躍している方は常にどこかに選ばれ続けていると考えるとわかりやすいかも知れません。サッカーのプロ選手などもどこかのチーム選ばれなくなった時点で引退せざるを得ないとも思います。
自己実現に向けて
キャリアを考える上で大切なことは仕事のやりがいや満足感です。
WILL-CAN-MUSTの考え方は、3つの輪が重なり合うところに仕事の満足感が生まれ、
重なりが大きいほど良い状態で働けているとも言えます。
自分自身のやりたいこと(WIL)と自分の強みで出来る事(CAN)と会社も求めている(MUST)を可視化することで自己実現の具体的な方向性を確認もできます。
このフレームワークは経験や世代によってとらえ方も変化させても良いです。
例えば、未経験業界・ポテンシャル枠での転職の場合はまずは、長期的にはWILLとCANを考えながら現実的にはMUST事項を挑戦することで結果的にご自身のCANを増やして、WLIIを実現するイメージです。最初からWILLに重きを置く事でアンマッチがおこりやすいです。
管理職になれば、どのように会社に貢献できるかをCAN視点で軸を置いて、会社が求めているMUSTを広げながら、WILLを自身で切り開くイメージになります。
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